ゆとなみ社×皆様石鹸 \おふろやさんの石鹸/
株式会社ゆとなみ社は「銭湯を日本から消さない」を会社の理念に掲げ、銭湯の継業を専門的におこなっておられます。現在は日本各地で廃業寸前だった10軒の銭湯を継業し、新しいスタイルで銭湯の魅力を発信し続けています。
今回は「株式会社ゆとなみ社」(京都府京都市)の中村様と金子様に『おふろやさんの石鹸』の初回生産の立会に来ていただきました。

石鹸工場を見るのは初めてというお二人はレトロ感あふれる工場設備に目を輝かせているように見えました。
ゆとなみ社×皆様石鹸 コラボ石鹸開発のきっかけ
ゆとなみ社様とはフェニックスの石鹸普及活動のシンボルである「皆様石鹸」の取り扱い銭湯としてお互いに良い関係を築いてきました。そんな折、ゆとなみ社の湊社長から『昔から銭湯の番台で売っていたハダカの石鹸を作ってくれませんか』と相談がありました。
フェニックスの社長、中野は『どうせなら、もっとワクワクする石鹸をつくりませんか!』と提案。それは、銭湯に通うお客様が手にしたときに小さな幸せを感じられる石けん。湯上がりの心地よさに寄り添い、昔から親しまれてきたハダカの石鹸に新しいぬくもりを加えたもの。銭湯で過ごすひとときを、さらに楽しく、さらに心地よいものにしたい――
そんな願いを込めて、\ゆとなみ社×皆様石鹸/のコラボレーションがはじまりました。
\ おふろやさんの石鹸 /
ゆとなみ社スタッフが総力をあげてプロデュース!!
薪沸かしの木の香り、「ゆ」の刻印。銭湯タイルに揺らめく地下水をイメージした水色の石鹸。手に取りたくなる「ゆ」のデザインが可愛いパッケージ。これらは、ゆとなみ社さんスタッフの方々のプロデュースで進められました。
シンボルマーク『ゆ』の刻印が入った石けんの金型が出来上がりました。

お客様の要望に応じて色や香り、使用感を確認していただくため、ラボの試作機で小さな試作品をつくらせていただきました。

石鹸を包装するピローフィルム。グラビア印刷の立会にも来ていただきました。

量産開始 (初回生産:450kg配合)
大型のミキサーで撹拌された石鹸がドドドーと1階の型打ち場に排出され、その後、石鹸を何度か練り返しながら棒状にしていきます。(綺麗な石鹸を作るには、技術者による繊細な練り具合の調整が大切です。)

石鹸の型打ち工程(単打ち・田中式)
棒状に出てくる石鹸を型打ち機で(カタチと刻印が綺麗に出るように)プレスして成型します。コン、コン、コン、とリズミカルな音を立てて、ひとつひとつ打ち上がっていきます。打ち立ての石鹸は柔らかく、ほんのりとした温もりがあります。

打ち上がった石鹸の刻印や色合い、香りをじっくりと確かめながら、『\ゆとなみ社×皆様石鹸/のコラボグッズとして、自信を持って販売していけます!』その言葉は、嬉しくて、なんだかカッコいい。
おふろやさんの石鹸の型打ちが問題なく進んでいくにつれて金子さんのカメラワークにも熱が入ります。次々と出てくる撮影のアイデアが新鮮で面白いですね。

包装(ピロー)工程
印刷フィルムを装着してピロー包装機で石鹸を包装していきます。
ここでは、デザインの位置やヒートシールの仕上がりを見ていただきます。

『銭湯を日本から消さない』
ゆとなみ社様のスローガンが印刷された、思わず手に取りたくなるパッケージデザイン。印象的な香りに、石けん素地を変えることで皆様石鹸とは違ったすこしさっぱりとした泡ざわりの『おふろやさんの石鹸』は、銭湯ファンのハートに刺さりそうです。
おふろやさんの石鹸の販売開始
販売に先立って\ゆとなみ社×皆様石鹸コラボ/「おふろやさんの石鹸」制作過程動画を配信されました。
『おふろやさんの石鹸』は、ゆとなみ社が運営する銭湯(10店舗)の他、オンラインショップ『ゆとなみ商店』で販売しています。また、\ゆとなみ社×皆様石鹸/のコラボステッカー付きのガチャガチャの設置や専用石鹸ケースも同時に販売されます。
そしてこの石けん、ゆとなみ社さんの店舗だけでなくさまざまな温浴施設さんにも広めていきたいので、お取り扱いご希望の方は両者のホームページなどにお問い合わせください。
株式会社ゆとなみ社のホームページはこちらから。

桶と石けんを持ってお風呂に行く。
昔からお風呂と石鹸は切っても切れない縁があり、今もなお、それは変わりなく続いています。フェニックスは皆様石鹸全盛期、様々なお風呂屋さんにお世話になってきました。皆様石鹸が復刻した今、再びたくさんのお風呂やさんとの新しいご縁が生まれ、繋がって、素敵なコラボグッズが誕生しました。
石鹸の魅力、お風呂屋さんの魅力を幅広い世代に繋げていきたいと願います。

